本文へ移動

売る・持つを、数字で一緒に考える。

AI売却査定(無料)
  1. ホーム
  2. 売却利益
  3. 残債が売値を上回るワンルームを売る方法。手出し・任意売却・持ち続ける、の3択を数字で
売却利益

残債が売値を上回るワンルームを売る方法。手出し・任意売却・持ち続ける、の3択を数字で

残債が売値を上回るワンルームを売る方法。手出し・任意売却・持ち続ける、の3択を数字で

ひさです。今日は、いちばん重い相談です。

相談者
相談に来た人

売りたいけど、残債のほうが多くて売れません。

ひさ
ひさ

正確に言い直します。売れないのではなく、売るのにお金が要る。いくら要るのか、要るお金を出す方法が何通りあるのか。数字にすると、動けるようになります。

まず数字を出す

金額
ローン残債2,300万円
売れそうな値段(買い手の融資が付く帯)2,000万円
売却の費用(仲介手数料3%+6万円・印紙など)約72万円
決済の日に足りない額約372万円

売買の決済の日に、買い手から2,000万円が入り、そこから費用72万円が引かれ、残りの1,928万円で銀行に残債2,300万円を返さないといけない。足りない372万円を、あなたがその日に用意する。これが「残債が売値を上回る」の正体です。

ローンの担保(抵当権)は、残債を全額返さないと外れません。外れないと買い手に引き渡せない。だから372万円は「値引き」では解決しません。

3択

3択(残債2,300万円・売値2,000万円・費用72万円の例)1. 手出しで売る決済の日に372万円を用意傷は一番浅いいま372万円2. 任意売却延滞が前提・信用情報に記録372万円は無担保で残る後払いに変わるだけ3. 持って待つ残債が売値を下回るまで約4年その間の手出し約56万円+α売値が下がらない前提

1. 手出しで売る(372万円を用意する)

いちばん単純で、いちばん傷が浅い方法です。貯金、家族からの借り入れ、無担保ローンなどで372万円を用意し、決済の日に返す。

「372万円も払って売るなんて損だ」と感じるのは自然です。でも、比べる相手は「払わない」ではなく「持ち続けた場合に出ていくお金」です(3番で計算します)。

2. 任意売却(銀行と話して、足りない分を残したまま売る)

銀行の同意を得て、残債より安い値段で売り、足りない分は売った後も返し続ける方法です。手元に372万円が無い人の道。

知っておくべきこと3つ

返済を延滞していることが前提になります。順調に返している人の申し出は、銀行は原則受けません。

延滞すると信用情報に記録が残り、数年間、新しいローンやカードが組めなくなるのが普通です。

足りない372万円は消えません。無担保の借金として残り、返し続けます。

「任意売却なら手出しゼロ」という広告を見たら、この3つを思い出してください。ゼロになったのではなく、後払いに変わっただけです。

3. 持ち続けて、残債が売値を下回るまで待つ

ローンは毎月減ります。売値も動きますが、残債の減りのほうが読みやすい。残債が売値を下回った時点で売れば、手出しはゼロ。ただし、待っている間も手出しは出ます。

前提数字
毎月の返済(残債2,300万・金利2.0%・残り28年)約8.5万円
家賃 8.5万円 − 管理費・修繕積立金 1.2万円7.3万円
毎月の手出し約1.2万円
年間約14万円
残債が2,000万円を下回るまで約4年
その間の手出しの合計約56万円(+固定資産税・修繕など)

この例では、4年待てば手出し56万円+αで「残債<売値」になります。1番の372万円より、はるかに小さい。ただし、売値が4年後も2,000万円である前提です。築年が進めば下がる。金利が上がれば毎月の手出しも増える。

どれを選ぶかの決め方

どれを選ぶか(手元の372万円と、毎月の手出しで決まる)372万円がある手出し月1万円台・4〜5年耐えられる→ 3(待つ)か 1(今売る)手出し月3万円以上・金利で増える→ 1(今売る)372万円がない耐えられる→ 3(待つ)+繰上返済耐えられない→ 2(任意売却)。早く銀行と話す
「損をしない道」はない。損が一番小さい道を選ぶ

「損をしない道」はありません。損が一番小さい道を選ぶ話です。

今日やること

1返済予定表で、残債と「毎月いくら元金が減るか」を見る2建物の売出価格の帯と、買い手の融資が付く帯を見る売出価格ではなく、融資が付く帯で計算する3上の表に自分の数字を入れて、「決済の日に足りない額」を出す4毎月の手出しを出し、3番の道の「待つ年数×手出し」を計算する金利上昇はシミュレーターで

4つ揃えば、3択のどれが一番小さい損か分かります。トップの金利上昇シミュレーターは、3番の「待つ年数」の間に金利が上がった場合の手出しをそのまま出します。決めるのはあなたですが、数字を見ずに「売れない」で止まるのだけは避けてください。一人で並べにくければ、下のどれかで一緒に。


*数字は元利均等返済の計算式と、モデルケースによる試算です。任意売却の手続き・信用情報の扱いは金融機関によって異なります。個別の判断は金融機関・専門家にご相談ください。個別の物件の価格は示していません。売却の査定・媒介は免許を持つ不動産会社が行います。*

同じテーマの記事